前回の記事では、Steamの売上受取口座としてどこを利用するか検討した結果、Wise Businessを選んだことを書きました。

今回はその続きです。Wise Businessの登録自体は順調だったのですが、外貨口座情報を利用するために必要だったプラスプランの支払いで、思わぬトラブルに遭遇しました。

Vプリカでは決済できず、通常のクレジットカードでは不安になる表示が出現。最終的にはWiseサポートへ問い合わせを行い、アカウント残高から支払う方法で解決できました。

同じようにSteam開発者登録を進めている方の参考になれば幸いです。

Wiseとは?

Wise(ワイズ)は、海外送金や外貨の受取、複数通貨の管理を行える金融サービスです。

海外送金というと銀行を思い浮かべる方も多いと思いますが、Wiseは一般的な銀行とは少し仕組みが異なります。

私がSteam用の受取口座を探していた際にWiseへたどり着いた最大の理由は、「海外送金関連のコストを抑えやすいこと」でした。

銀行経由の海外送金では、送金手数料や為替手数料、さらに中継銀行を経由することによる追加コストが発生する場合があります。一方でWiseは現地口座情報を利用した仕組みを採用しており、利用者には受取用の現地口座情報が提供されます。

そのため、海外送金に関連するコストを抑えやすく、小規模開発者でも利用しやすいサービスとして知られています。

Wise公式サイト

https://wise.com/jp/

なぜSteam登録でWiseを選んだのか

Steamの売上は海外から送金されます。私のような個人開発者の場合、最初から大きな売上があるわけではないため、受取金額に対して手数料の割合が大きくなってしまうことがあります。

前回の記事で複数の選択肢を比較した結果、私はWise Businessを選択しました。

特に決め手になったのは、Wiseへ問い合わせた際に、給与の受取は禁止されている一方で、事業収入・売上金について確認できたことです。

※ご注意事項:日本の規制により、日本国内に事業所がある場合、いかなる送金手段であってもWiseアカウントで給与を受け取ることはできませんのでご留意ください。

問い合わせへの回答では、受け取れるお金として事業収入・売上金(フリーランス、業務委託、商業取引の報酬など)が案内されており、事業収入の受取にはWiseビジネスアカウントを使用する、という説明がありました。

Wiseからのメールの要点

受け取れるお金

事業収入・売上金(フリーランス、業務委託、商業取引の報酬など)。

※事業収入の受取には Wiseビジネスアカウント を使用する。

こうして受取口座についての確認ができたため、Wise Businessの登録を進めることにしました。

登録作業は順調だった

Wiseに早速登録を始めました。日本語で説明が書かれており、本人確認もスムーズに進みます。

あまり知らない会社に個人情報を預けるのも怖いですが、マイナンバーや顔認証を行いながら登録を進めていきました。

ここまでは特に大きな問題はありませんでした。

プラスプランの支払いでエラー発生

ところが、外貨口座情報を利用するためのプラスプランへの加入手続きで足止めされます。

私が登録した時点では初回費用が発生する仕組みで、毎月ではなく1回限りであることは確認済みでした。

問題は、その支払い方法です。

Wiseのプランの説明画面

Wiseのプラスプランを確認しているところ。

Vプリカで支払おうとした結果

まず試したのはVプリカです。

海外サービスへの支払いということもあり、普段あまり使わない決済先だったため、念のためVプリカを使うことにしました。

しかし、決済エラーが発生。何度試しても支払うことができませんでした。

Vプリカの決済エラー画面

Vプリカで決済しようとした際に表示されたエラー。

海外系なのでVプリカで支払うことを想定していたのですが、うまくいきません。「理由」のため使えないとのことで、別の方法を試すことにしました。

クレジットカードでは別の不安が発生

続いて、Visa系列のクレジットカードを試しました。

すると今度はキャッシングに関する表記が表示されました。

楽天カードで支払おうとした際の表示

クレジットカードで支払おうとした際に表示された内容。

実際に問題があったわけではありませんが、当時の私には処理内容がよく理解できず、不安を感じました。

どれくらい取られるのか調べてもよく分からず、どうやらカード会社側から請求される金額のようでした。「キャッシング扱いになるっぽい?」という状態で、無理に決済を進めるのはやめることにしました。

Wiseサポートへ問い合わせ

カードが使えないと困るので、Wiseへ問い合わせました。

問い合わせを行ったところ、決済方法はカードだけではないことが分かりました。案内されたのは、Wiseアカウントへ資金をチャージし、その残高からプラスプラン料金を支払う方法です。

最初は「プラスプランへ加入していないのに資金を入れられるの?」と思いましたが、実際には可能でした。

資金をチャージしてみる

Wiseの画面から「資金をチャージする」を選択すると、指定口座が表示されました。

実は楽天銀行の振込先一覧の中にWiseが表示されていたため、振込手続き自体は非常にスムーズでした。

海外サービスということで少し警戒していましたが、国内銀行から通常の振込と同じ感覚で手続きできたため、ここでは安心感がありました。

Wiseの資金をチャージする画面

「資金をチャージする」から入金を進めました。

指定口座へ送金後、アカウント残高へ反映されることを確認。その後、再びプラスプランの支払い画面へ進みました。

アカウント残高から支払う項目が出現

すると、支払い方法の選択肢に「アカウントの資金で支払う」という項目が表示されました。

入金後に表示された支払い方法の選択画面

入金後、アカウント残高から支払えるようになりました。

これを選択すると、正常に決済が完了。

「できました!!!!」

カード決済で何度も悩んでいたので、無事に支払いが完了したときはかなりホッとしました。

これでプラスプランへの加入を完了できました。あとは、この口座情報をSteam側の銀行口座として登録すればよさそうです。

今回分かったこと

  • Vプリカでは決済できなかった
  • クレジットカードでは不安になる表記が表示された
  • Wiseへ事前に資金をチャージできた
  • チャージ後はアカウント残高から支払えた
  • Wiseサポートへ問い合わせることで解決方法を確認できた
  • 楽天銀行からの振込もスムーズだった
  • 最終的にプラスプランへの登録を完了できた

感想

今回の件で一番印象に残ったのは、Wiseサポートの対応でした。

問い合わせへの返答も比較的早く、こちらの疑問に対して丁寧に説明してもらえました。

海外サービスということで最初は不安を感じていましたが、実際に登録を進めてみると、困ったときに問い合わせられる窓口があることが分かり、安心して作業を続けることができました。

もし同じようなエラーや不安な表示に遭遇した場合は、無理に決済を進めるのではなく、一度サポートへ確認してみるのも一つの方法だと思います。

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※この記事は、2026年10月1日時点の筆者の個人的な登録・問い合わせ記録をもとにした制作記録です。Wise、カード会社、銀行、Steamなどの料金・利用条件・サービス内容は変更される可能性があります。現在の条件については各公式サイトやサポート窓口でご確認ください。また、メール引用は問い合わせ時の回答内容を記録として抜粋・整理したものです。
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