序章:この連載について

2026年10月、Unityで作ったパズルゲーム『限界すとまっくん MAX STOMACH』を、Google Playに「無料版(広告あり)」と「有料版PRO(広告なし・200円)」の2本で公開しました。

この連載では、その過程で実際にやった手順、選んだ項目、そしてつまずいた点を、記事ごとにまとめます。Google Playの初回公開は、ゲームを作るのとは別の種類の大変さがありました。これから公開する人が、同じ場所で足を止めないための記録です。

公開までの流れ(新しい順)

日付 出来事
10月17日 有料版PROが公開される(ストアで200円の表示を確認)
10月14日 有料版が非承認になる。タイトルを直して再提出
10月12日 有料版を審査に送信
10月12日まで 無料版が公開される
10月上旬 無料版を審査に送信

連載の構成

  1. 序章・準備編:アカウントと、無料版・有料版の方針
  2. ビルド編:Unityの設定、パッケージ名、署名、AAB
  3. 内部テスト編:公開前に実機で確かめる
  4. ストア掲載編:文章と画像、そして間違えて書かれたルール
  5. 申告編:プライバシーポリシー、データセーフティ、広告ID、配信国
  6. 無料版 審査編:「送信する」を押す順番
  7. 有料版編:別アプリ、お支払いプロファイル、非承認と再提出
  8. まとめ編:つまずきポイントとチェックリスト

読む前に

  • 内容は、筆者の環境と、2026年10月時点の画面にもとづきます。Play Consoleのボタン名や並びは、変わることがあります。
  • 署名用のパスワードや、銀行口座などの情報は、載せていません。
  • 法律や規約に関する部分は、筆者の判断です。専門家による確認ではないので、ご自身の状況に合わせて、公式の情報を確認してください。

準備編:アカウントと、「無料版と有料版は別アプリ」という方針

最初に決めたのは、無料版と有料版を別々のアプリとして登録することです。Google Playは、一度無料で公開したアプリをあとから有料にできないためです。逆も同じで、最初に選んだ「無料」「有料」の区分は、あとから変えられません。

デベロッパーアカウントの種類

筆者は、組織のアカウントで登録しています(個人事業主で、屋号で登録)。組織アカウントを作るには、D-U-N-S番号が必要です。取得には時間がかかるので、先に申請しておくと楽です。

個人アカウントで、2023年11月13日より後に作ったアカウントは、公開前に「12人のテスターで14日間のクローズドテスト」を求められるというルールがあります。筆者の組織アカウントでは、ダッシュボードにその要件が出ていなかったので、クローズドテストは行いませんでした。要件はアカウントの種類や作成日で変わるため、ご自身のダッシュボードの表示を正としてください。

アプリのひとつ目の決めごと

アプリを登録する前に、次の3つを決めます。どれも、登録後には変えるのが難しいものです。

決めるもの 筆者の選択 変更
パッケージ名 無料版 com.am0500.maxstomach、有料版 com.am0500.maxstomach.paid できない
無料・有料の区分 無料版は無料、有料版は有料(200円) できない
アプリ名 ストアの表示名(後述。有料版で非承認の原因になった) 掲載情報から変更できる

パッケージ名は、一度Google Playにアップロードすると、変更できません。スペルをよく見てから決めてください。

この章のポイント

  • 組織アカウントにはD-U-N-S番号が必要。先に申請する。
  • 無料と有料の区分、パッケージ名は、登録後に変えられない。
  • クローズドテストの要件は、自分のダッシュボードで確かめる。
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